- pHコントロールの調節剤としては、何が用いられますか?また、濃度はどのくらいですか?
- 硫酸、硝酸、乳酸、酢酸などが用いられています。塩酸はステンレスを腐食させますので、使えません。また、アルカリとしては、水酸化ナトリウムがよく使われています。濃度とては、1N~2Nです。アンモニアガス、アンモニア水が窒素源補給を兼ねて使用されることもあります。
- 培養槽の容量表示(L)は、槽全体容量ですか、あるいは運転容量ですか?
- カタログ、仕様書などにおいて、当社の場合は槽全体容量で表示しています。
運転容量は、全体容量に対して下限40%、上限60%とお考えください。
上限値の制限は、仕様書記載の撹拌速度(水相当)の最大値に対するものです。
モーターの容量の範囲内であれば、70%で運転も可能です。
また、下限値は、温度、pH、DOなどセンサー取付け位置、撹拌翼取付け位置との関係によるものです。ご相談ください。
メーカーあるいは国によっては、培養槽容量を運転液量で表示しているところもありますので、ご確認ください。
- 消泡剤として、どのようなものが使われていますか?
- 食品添加物として認められているシリコンオイル、アデカノール(商品名)などがよく用いられます。菜種油なども用いられます。
- メンテナンスとは具体的にどのような事を行うのですか?
-
標準的なメンテナンスは以下の通りです。
- 計器キャリブレーション(校正と調整)
- 消耗部品の交換(パッキン類、硝子類など)
- 自動バルブの動作チェック(20L以上のタンク・設備)
- 試運転確認(水運転による温調制御機能動作確認)
- ドキュメントとしてはどのようなものが発行可能ですか?
-
標準的にご用意になれるドキュメントは以下の通りです
- 作業報告書(修理報告書)
- キャリブレーション試験記録書
- その他、検査要領書、使用計器(検査基準計器)校正証明書などがあります。
- 第一種圧力容器の年次検査に立ち会ってほしい。
- 受検前準備(上蓋解放作業、安全弁取り外し作業など)から、検査立会、装置の復元業務まで実施可能です。また、受検日に合わせ、当社機器の自社点検を実施する事も可能です。お問い合わせください。
- 消耗部品の交換は自分でもできますか?
- ユーザーマニュアル(交換作業手順書)をPDFファイルでご提出致しますのでお問い合わせください。
- 卓上型培養装置の消耗部品にはどのようなものがありますか?
- 卓上型培養装置の消耗品カタログをPDFファイルでご提出致しますのでお問い合わせください。
- 取扱説明書を紛失したので再発行して欲しい。
- メールにてお問い合わせください。PDFファイルにて提出いたします。
(納入から15年以上経過した製品に関しては、当社にて保管が無い場合があり、再発行を辞退させていただく場合があります)
- しばらくの間使用していない装置を再稼働したいのですが…。
- 休眠装置の再稼働に伴う動作チェック(現地下見)を行う事が可能です。
- 装置の操作方法がわからなくなった。
- 当社技術スタッフにて運転説明を実施する事が可能です。お問い合わせください。
- 壊れた装置を見てもらうために返送したいが、どこに送ればいいの?
- 当社千葉工場、メンテナンスサービス部宛にお送りください。
その際、「修理・点検依頼品在中」と明記願います。
- 装置を送るための梱包材が欲しい。
- ご用意可能ですので、お問い合わせください。