ここでは丸菱バイオエンジの歴史をギャラリー形式で年代を遡り閲覧して頂けます。歴史ある当社の写真と共に成長していく姿をご覧ください。
1954年
最初の醗酵装置
①発酵槽本体はガラス円筒、ステンレス鋼製上部蓋板、底部板から構成されている。 攪拌翼にはラシュトンタービンが使われている。前年の1954年にイタリアのローマで国際醗酵学会が開催されており、その場で発表された醗酵槽とほぼ同水準の装置が1年後には国産第一号のジャーファーメンタとして登場していたことになる。
②撹拌軸のシールにはオイルシールが用いられ、温度制御のための伝熱は、主として底部板を通して行われていた。個々の醗酵槽には温度制御機能はなく、恒温水槽に浸漬して、間接的に制御が行われていた。
1954年12月 東京教育大学農学部(現 筑波大学)へ20L2機×3種を納品
1966年 最初のpH電極搭載機
汎用pHメーター、上下限警報接点付き記録計を用いてpHコントロールが出来るようになった。
初めて醗酵槽胴体にpH電極口が設けられた。
1966年7月 第4回国際微生物会議(ソ連邦モスクワ市) 附設展に出展
1970年 コントローラ搭載機の登場
この年、初めてpH制御、DO測定、消泡制御を行う専用のコントローラが登場した。記録計のケースを使用して基板などが組み込まれた。
1970年6月 シエーリングAG社(西ドイツ)へ納品
1973年 最初の動物細胞培養装置
1973年2月 農林省家畜衛生試験場に納品
1973年 最初のコンピュータ搭載機
直接デジタル制御(Direct Digital Control)方式の計算機制御培養装置が開発された。使用された電子計算機は出始めたばかりのミニコンピュータで富士電機製造(株)のものであった。主記憶装置は4キロワードで2基の50L培養槽の自動滅菌、フィードバックループ制御、各種演算を行っていた。
1973年6月 昭和47年度重要技術研究開発費補助金を受けて完全自動培養装置を開発
1982年 Jar×PCの幕開け
この年、卓上小型培養装置による実験研究用としてはじめてパソコンとカップリングした。制御ロジックはPCで組まれ、培養経過もCRTディスプレイ上に表示、PCと一体に組み込まれたプリンターでデータ記録を行った。当時、PCの本体は150万円であった。
1982年 バイオプロセスコントローラの開発
一般産業用システムを使って培養専用の機器と組み合わせるという試行錯誤を重ねた結果、マイクロプロセッサ―を使った培養専用の制御システムを開発した。
チャンネル切替による表示項目切替方式、時分割比例制御の採用、RS232cによるパソコンとの通信を行い階層制御システムを構成した。バイオプロセスコントローラは温度、pHなどのフィードバックループ制御に用いられた。